現役生から見ると浪人生になって勉強した方が、偏差値が上がると思っているようです。
ただ、偏差値は相対評価であり、言ってみれば成績順位になりますので、偏差値50なら平均点で、全国の受験生のだいたい真ん中の成績ということです。
偏差値60であれば、上位15%に入り、100人中15位までということです。
国立医学部に合格できるラインと言われる偏差値70になると、上位2%になり、100人中2位までになります。
偏差値60から70に上げるのが大変なのは、成績上位組の人たちがこぞって2位までに入ることを目指すからで、ライバルを押しのけるための知識や戦略、技術が必要になり、教科書レベルの勉強だけでは勝負できません。
上位15%を目指して偏差値60まで上げることは、しっかり勉強する努力ができれば、多くの人に可能なことだと思います。
また、偏差値65くらいまでなら、時間と予備校や塾のお金をかければ、できる人は少なくないと思います。
偏差値65から70になると国立医学部レベルになるため、勉強が好きで得意な人たち同士の勝負になるため、努力だけで何とかなるという話ではなく、向かない人も出て来ます。
元々、頭が良くて勉強して来なかっただけの人や、読書が好きな人、考えることが好きな人の中には驚異的に偏差値が上がる人もいます。